ベンチの屋根で歓喜した闘将コンテ イタリアで成し遂げたアトレチコとバルサ流の融合とは

名手シャビの言葉を借りて戦術面の優位性を自画自賛

「我々は、イタリアがカテナチオでないことを示した。(元スペイン代表MFの)シャビからはアトレチコとバルセロナを半分ずつ混ぜたようなチームだと言われたようだがね」

 コンテ監督のサッカーは、ユベントスを率いていた時代と同様に攻撃的なアプローチのもとに成り立っている。3バックの前にアンカーを配置し、後方からボールを放り出すことなくビルドアップしていく。インサイドハーフの2人はサイドに開いて中央を抜けるパスコースを作った上で、FWを追い越す。両ワイドからはワンタッチで斜めにクサビのパスが入ってくる。伝統的に守備が堅いのは間違いのない事実だが、堅守速攻に加えた様々なバリエーションも自慢だ。

 スペイン代表の中盤に長らく君臨した名手シャビの言葉を借りて、スペインサッカーの両強豪バルサとアトレチコの融合と自画自賛していた。

 

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