冨安健洋は「12億円スターに匹敵」 現地評価”上昇”…「ミスター・リライアブル」と絶賛
今夏加入後のパフォーマンスに現地注目、OBサニャ氏を引き合いに賛辞
日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、現地時間12月11日のリーグ第16節サウサンプトン戦で3-0と快勝した。先発フル出場して2ゴールに絡んだ冨安に対し、現地メディアは「800万ポンド(12億円)のスターに匹敵する」と、パフォーマンスに賛辞を送っている。
冨安は定位置の右サイドバック(SB)で13試合連続スタメン出場したなか、前半21分の先制ゴールシーンでは、複数人でダイレクトパスをつなぐ連係プレーに関与。さらにその6分後、右サイドからのクロスをファーサイドへ送った流れから、MFマルティン・ウーデゴールの2点目が生まれた。
チームの2得点に絡んだ冨安の働きに対し、英メディア「フットボール・ロンドン」の選手採点ではチーム2位の「8点」と高評価。手堅い守備でも貢献度を示すなど、今夏イタリアのボローニャから加入以降、冨安に対する評価は右肩上がりに上昇し続けている。
アーセナルでのパフォーマンスには、クラブの専門メディア「pain in the arsenal」も賛辞を送っており、「冨安健洋は、アーセナルの800万ポンドのスターに匹敵する」と指摘。かつて、アーセナルの右SBとして活躍した元フランス代表DFバカリ・サニャ氏を引き合いに「冨安は彼の2倍のコストをかけたかもしれないが、1600万ポンド(約24億円)は絶対にお買い得だ」と見解を綴り、サニャ氏との共通項にも触れている。
「頼りがいがあり、守備がしっかりしていて、技術的にも優れているという点で、バカリ・サニャに似ていると思わないわけにはいかない。冨安は飾り気がなく、相手をなだめようともしないし、ヒーローパスを狙うこともない。冨安は、フランス人選手が持っていたミスター・リライアブル(頼れる男)のキャリアに勝るとも劣らない。彼は着実に、このクラブが長年にわたって行ってきた最も賢明な契約のひとつになろうとしている」
プレミア初挑戦ながら、世界屈指の名門クラブで見事な働きぶりを示す冨安。日本人DFのここまでのパフォーマンスに対し、現地メディアも注目している事実が浮き彫りになった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)