クロアチアが崩せなかった“苦手”ポルトガルの牙城 枠内シュート「0本」につながったサイド偏重の攻撃
得点の匂いがしなかったクロアチア
攻撃に関するデータを見ると、17本のシュートを打ったクロアチアに対してポルトガルは6本だけだ。ところがクロアチアは17本中ペナルティーエリア内でのシュートは5本と30%弱、枠内シュートは0本とほとんど得点の匂いがしなかった。
一方のポルトガルのシュート数は6本だけだったが、グループステージでの傾向と打って変わってそのうちの5本、83.3%がペナルティーエリア内からのシュートで枠内シュートも2本だった。延長戦突入後に打った3本のシュートは全てペナルティーエリア内からのシュートで、そのうち2本が枠内に飛んでいた。
クロアチアは、延長戦でポルトガルの3倍となる9本ものシュートを放っているが、ペナルティーエリア内のシュート数は5本で同数。そして枠内シュート数はゼロと、この試合では精度の低さが浮き彫りになっている。