「ファンを抱きしめた」 アーセナル冨安、ピッチ乱入者に“紳士対応の瞬間”に英注目

サウサンプトン戦に出場したDF冨安健洋【写真:Getty Images】
サウサンプトン戦に出場したDF冨安健洋【写真:Getty Images】

サウサンプトン戦で3-0と快勝、試合後のワンシーンを英紙がクローズアップ

 日本代表DF冨安健洋が所属するイングランド1部アーセナルは、現地時間12月11日のリーグ第16節サウサンプトン戦で3-0と快勝。試合後に乱入した少年ファンに対して、冨安が優しくハグしてユニフォームを手渡したシーンが注目を集めており、英紙「デイリー・スター」は「ユニフォームを喜んで手渡した」と伝えている。

 試合はアーセナルの完勝だった。前半21分に冨安も絡んだ崩しでFWアレクサンドル・ラカゼットが先制ゴールを奪う。さらに前半27分、冨安の高いクロスから相手ゴール前へ迫り、DFキーラン・ティアニーのラストパスからMFマルティン・ウーデゴールが追加点を奪った。後半にDFガブリエウ・マガリャンイスがダメ押しゴールを叩き込み、アーセナルが3-0と勝利した。

 英紙が注目したのは、試合後に起きたファンの乱入場面だ。英紙「デイリー・スター」は試合終了のホイッスルが鳴った直後、数人のファンがピッチに乱入した出来事を伝え、1人の少年が冨安の元へ駆け寄ったシーンにクローズアップしている。冨安は少年を受け入れ、「冨安はアーセナルのユニフォームを喜んで手渡した」と伝えた。

 冨安と言葉を交わし、ユニフォームを直接手渡され、嬉しそうにハグする少年。その瞬間を捉えた写真も添えつつ、「冨安はファンを抱きしめた」と日本代表DFの紳士的な対応を報じた。

 今夏の加入以降、アーセナルで存在感を示す冨安。この日も攻守両面で安定感のあるパフォーマンスを披露しており、ピッチ乱入は決して褒められた行為ではないものの、冨安が現地ファンから愛されている存在であることを物語る場面となった。

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