浦和は今季で契約満了の宇賀神が値千金の決勝弾 天皇杯決勝カードは「浦和×大分」

決勝ゴールを決めた浦和DF宇賀神【写真:Getty Images】
決勝ゴールを決めた浦和DF宇賀神【写真:Getty Images】

天皇杯準決勝は浦和がC大阪に2-0で勝利

 日本の国内三大タイトルの1つ、伝統の第101回天皇杯は12月12日に準決勝が行われ、浦和レッズがDF宇賀神友弥の先制ゴールなどでセレッソ大阪に2-0と勝利。19日の決勝戦へと駒を進めた。

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 浦和は今季限りでの契約満了が発表されているDF宇賀神友弥が左サイドバック(SB)のスタメンに入り、前線にはFWキャスパー・ユンカーが入った。一方のC大阪は今季限りでの現役引退が発表されているFW大久保嘉人がスタメンに入り、MF清武弘嗣と前線のコンビを組んだ。

 立ち上がりから全体に浦和がボールを保持する時間が長くなったゲームは、前半29分に動いた。右サイドから敵陣に入り込んだ浦和は、クロスがファーサイドに流れたところを確保したMF明本考浩が丁寧なバックパスを送ると、フォローアップした宇賀神が右足の低くコントロールされたシュートをファーサイドに突き刺し、貴重な先制点。2018年、第98回大会の決勝でも鮮やかなミドルで決勝点を奪った“天皇杯男”が大きな仕事を果たし、浦和の1-0でハーフタイムを迎えた。

 後半に入ると、逆に1点を追うC大阪が浦和ゴール前に入り込む回数が増えた。同4分にはゴール前のこぼれ球から清武に決定機が訪れたが、左足シュートは枠を外れた。その後も右サイドのMF坂元達裕を起点に何度も切り込んでいった。

 浦和のリカルド・ロドリゲス監督は宇賀神に代えてMF汰木康也を投入し、明本を1列下げてこのサイドの修正を試みた。一方、C大阪の小菊昭雄監督は、FW加藤陸次樹とFW山田寛人を大久保とFW為田大貴に代えて送り込み、明確な2トップで中央への圧力を高めようとした。

 ロドリゲス監督はさらにユンカーとMF伊藤敦樹を下げてMF平野佑一とMF小泉佳穂を投入し、ボール保持率を高めてC大阪の攻撃回数を減らす策に出た。C大阪はよりシンプルにゴール前へボールを送り込む回数を増やしたが、後半44分に小泉が敵陣をテクニカルなドリブルで突破。最後は右足シュートを決めて2-0とし、試合を締めくくった。

 勝利した浦和は、前回王者の川崎フロンターレをPK戦の末に破った大分トリニータと、決勝戦を19日に国立競技場で戦う。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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