J3鹿児島の新ユニフォーム、伝統紋様デザインに海外騒然 「ナチスのマークに似ている」
伝統工芸品の紋様がモチーフも…鉤十字(かぎじゅうじ)のような模様が波紋
J3の鹿児島ユナイテッドは、2022シーズントップチーム公式戦ユニフォームを発表。伝統工芸品の紋様をモチーフとした1着になっているが、このデザインの一部がナチスドイツのシンボルマークに似ていると、海外メディアで衝撃を持って伝えられている。
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今季のJ3リーグを7位(11勝7分10敗)で終えた鹿児島は12月7日、来季に向けたトップチーム公式戦ユニフォームを発表。フィールドプレーヤーならびに、ゴールキーパー用のユニフォームデザインは、鹿児島県を代表する伝統工芸品・大島紬の伝統紋様である「秋名(あきな)バラ柄」と「龍郷(たつごう)柄」をモチーフとしたものとなっている。
地域に根差した親しみのある1着となった一方で、このデザインが海外メディアで驚きを持って伝えられている。ペルーメディア「depor.com」は「メインキットのあるディテールがSNSで物議を醸している」と報道。その理由は、フィールドプレーヤーとゴールキーパー用1stユニフォームデザインの一部に、鉤十字(かぎじゅうじ)のような模様が見られるからだ。
鉤十字はナチスドイツのシンボルマークとして関係が深く、多くの国で使用が禁止されている。そうした事情もあり、記事では「このユニフォームには、ナチスドイツのシンボルマークに似た模様があり、注目を集めている。偶然であったかどうかは別にしてソーシャルメディア上でかなりの論争を巻き起こしていることは事実だ」と指摘した。
また、英サッカー情報サイト「CAUGHT OFFSIDE」では「日本のサッカーチームがキットを発表してサッカー界の怒りを買う」と報道。県を代表する伝統工芸品をモチーフにしている事実を踏まえ「不幸な偶然であると考えられる」と伝えられ、思わぬ余波が拡がっていた。