「今まで見てきたFWの中で最高」 セルティックDFが称賛した古橋亨梧の“影響力”
スティーブン・ウォルシュは「守備面でもとても重要な役割を担っている」と解説
スコットランド1部セルティックの日本代表FW古橋亨梧は今夏に加入以降、公式戦23試合で14得点を挙げている。その決定力は、スコットランドプレミアリーグで2位に立つクラブの大きな力になっている。だが、スコットランド人DFスティーブン・ウェルシュは、それ以外にも日本人ストライカーがもたらしたものは多いと語った。英衛星放送「BTスポーツ」が報じた。
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今シーズン開幕後にセルティックに加入した古橋は、ここまでチーム最多得点を挙げている。その決定力は高く評価されているが、ウェルシュは、アンジェ・ポステコグルー監督が目指す強度の高いサッカーを牽引しているのも、「8番」を付ける日本人選手だという。
ポステコグルー監督が率いる今シーズンのセルティックの最大の変化について、ウェルシュは「日々の強度の高さだ。強度、そして走る速さは、今シーズン、大きく向上したし、僕たちの強みになっている。僕たちのカウンターもだね。ボールを奪い返した後、とても速く攻めることができている」と語った。
「僕たちのプレーを見れば、誰もが強度の高さを感じるだろう。FWの選手たちのプレッシング、特にキョウゴが見せるもの、彼のプレスはこれまで見てきたストライカーのなかで最高のものだ。それは見てもらえば分かるだろう。プレッシングは、ストライカーから始まる。キョウゴの動きを、チームは追随するんだ。僕たちのプレースタイルにとって、とても重要なことだと思うよ。彼は攻撃面だけではなく、守備面でもとても重要な役割を担っているんだ」
さらに、このチームのプレーぶりは、チーム全体に伝播しているという。
「特に試合の翌日、先発のした選手たちがリカバリーしている時、試合に出ていなかった選手たちが練習で見せる強度は、すさまじいものがある。選手たちはポジションを取ろうとして、メンバーに入ろうとして、それが強いチームを作っている。試合でプレーしない選手たちが、練習であれだけ高いレベルを見せれば、全員にとって良いことしかないよ。選手の入れ替わりがあっても、大きな違いが出ないからね」
長いシーズンを戦ううえで、チーム全体が高いレベルを保つことは重要になる。リーグタイトル奪還を目指すセルティックは、ウェルシュの言葉通りに全員の力で、覇権を取り戻せるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)