リバプール南野、マルチポジション対応の現状を内田篤人が懸念 「スペシャルワンのほうが使われやすい」
サイド、中央問わずポリバレントにプレーできるが生き残りには独自の強みが必要と見解
イングランド1部リバプールの日本代表FW南野拓実は現地時間12月7日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のグループステージ第6節ACミラン戦(2-1)でスタメン出場し、3センターハーフの一角で後半アディショナルタイムまで攻守に奔走した。センターフォワード、ウイングなどさまざまなポジションでプレーする南野について、元日本代表DF内田篤人氏は「器用貧乏で使われて終わってほしくない」と期待を寄せた。
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内田氏は現役引退後、日本サッカー協会(JFA)が新設した若年層の強化および普及に関わる「ロールモデルコーチ」に就任するとともに、「DAZN」の番組「Atsuto Uchida’s FOOTBALL TIME」のMCを務め、国内外の試合や欧州で戦う日本人選手の活躍を解説している。
同番組の最新回「#61」では、内田氏と元日本代表FW佐藤寿人氏が、リバプール南野の今後についてそれぞれ見解を述べた。
内田氏が「拓実はどういったところで違いというか、メンバー入りを狙えばいいですかね?」と尋ねると、佐藤氏は「(南野は)ライン間で受けるのもうまいし、何より途中から入ってゲームを終わらせる役割も求められる。逆に、点を取るというところでそこまでの役割がまだない」と指摘した。
南野はサイド、中央を問わずポリバレントにプレーできるが、その万能さゆえに“最適ポジション”がどこなのかという疑問が現地メディアでも取り上げられている。
内田氏は佐藤氏に意見に「そうなんですよね。そこが難しいですよね」と同調しつつ、自身の思いも述べている。
「ここ(のポジション)もできるからと言って使われるけど、結局一番手じゃないという。器用貧乏で使われて終わってほしくない。スペシャルワンのほうが使われやすいと思う」
佐藤氏も、「ずっとリバプールにいるということは、それだけ評価されているということ。ただ、ここから1つ上に行くためには限られたなかで、(11月20日のプレミアリーグ第12節)アーセナル戦のような得点も求められる」と、ゴールでのアピールに期待していた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)