新生・名古屋グランパス、長谷川体制で目指すものは? 山口GM「より魅力的なサッカー展開したい」
来シーズンへ前FC東京監督の長谷川健太氏を招聘
J1名古屋グランパスは12月9日、マッシモ・フィッカデンティ監督の契約満了、ならびに、今季途中までFC東京を指揮した長谷川健太氏の新監督就任を発表した。これを受けて山口素弘GM(ゼネラルマネージャー)がオンライン囲み取材に応じ、監督人事について説明。長谷川新体制では「より魅力的なサッカーを展開したい」と述べた。
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フィッカデンティ監督は2019年から名古屋監督として采配を振るい、今季にはルヴァンカップ初優勝を飾り、チームに11年ぶりのタイトルをもたらしていたが、9日に契約満了での退任を発表。代わって、来季からは18年から今季途中までFC東京を率いていた長谷川氏を招聘するとしている。
タイトルをもたらした指揮官の電撃退任という異例の人事となった経緯について、山口GMは「Jリーグの一番は川崎さんなので、追い付き、追い越せなので、目指さないといけない。そういう意味ではターゲットはそこ。毎年、成長しなければいけないというところが全体の判断の要因」と説明。リーグ戦では5位に終わったことを受け、長谷川新体制では「今まで積み上げたものを大事にしながら、戦っていくのが基本路線」としつつ「足りないところもある。今年も川崎と20ポイント以上あるのでどう縮めるかがポイント」と述べた。
長谷川新監督はこれまで、05年から10年まで清水エスパルス、13年から17年まではガンバ大阪でも指揮。堅守速攻スタイルで戦ってきた印象があるなか、「サッカーの中でカウンターなのか、ポゼッションなのかというものはどっちもない。トータル的にはアグレッシブなサッカーを展開し、より魅力的なサッカーを展開したい」と、目指す戦い方への理想にも触れていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)