プレミアリーグ“3強”最新格付け…ポジション別充実度&新戦力を査定 1位は攻守で圧倒、“150億円の男”ら新戦力に誤算も
ポルトガル・トリオが鍵に “1億ポンドの男”には不足感も…
2位 マンチェスター・シティ
FW:★★★☆☆/3
MF:★★★★★/5
DF:★★★★★/5
GK:★★★★★/5
新戦力:★★☆☆☆/2
合計:20点
2位はペップ・グアルディオラ監督率いるシティ。MFケビン・デ・ブライネやFWリヤド・マフレズが偽9番として振る舞う場面もあるなどポジション・レスな戦い方をするチームだが、得点をFWの評価指標とするならラヒーム・スターリングの3ゴールが最多というのは少しさみしい数字だ。
しかし、その分際立って映るのがMFベルナルド・シウバの活躍だ。ハイプレスにおいて重要な役割を担っているだけでなく、ゴール前に顔を出してチーム最多の7得点。昨季のMFイルカイ・ギュンドアンのようにスコアラーとして開眼した。MFケビン・デ・ブライネは怪我にコロナ感染も重なってベストの状態からは遠いが、アンカーに君臨するMFロドリがチームに欠かせない選手へと成長を遂げたのも見逃せないポイントだ。
最終ラインではDFジョアン・カンセロと昨季リーグMVPのDFルベン・ディアスがキーマンとなっている。シウバも含めた“ポルトガル・トリオ”が鍵を握っていた前半戦と言っていいだろう。
開幕戦でトッテナムに敗れるも、リバプールとは引き分け、チェルシー、ウェストハム、マンチェスター・ユナイテッド、アーセナルに勝利するなど上位直接対決でも安定した強さを発揮していたシティ。今夏唯一の新戦力であるFWジャック・グリーリッシュは加入直後こそ左サイドで異彩を放ったが、その後はトーンダウン。1億ポンド(約150億円)の移籍金を考えれば1得点2アシストでは物足りないだろう。