「ELですら勝てない」 “完敗”バルサ、21年ぶりCL敗退に現地メディア糾弾
グループ最終節でバイエルンに0-3敗戦、21年ぶりのグループ敗退が決定
シャビ・エルナンデス監督率いるバルセロナは現地時間12月8日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終節でバイエルン・ミュンヘンに0-3で敗れた。この結果、グループ3位転落で決勝トーナメントに進めず、UEFAヨーロッパリーグ(EL)へ回ることになった。21年ぶりのグループステージ敗退の屈辱となったバルセロナに対して現地メディアは「これではELですらも勝てない」「バイエルンは別次元だった」と辛辣な評価を与えている。
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勝ち点7の2位で最終戦を迎えたバルセロナ。勝てば自力での決勝トーナメント進出を決められる状況だったが、DFジョルディ・アルバが負傷交代するアクシデントに見舞われた直後の前半34分にFWトーマス・ミュラーに先制ゴールを決められた。
同43分にはFWレロイ・サネにもゴールを許し、その差は2点に。なんとか食らいつきたいバルサだったが、後半17分にはFWジャマル・ムシアラにダメ押しの3点目を決められて万事休す。0-3の完敗で勝点を伸ばすことはできなかった。
この結果、3位のベンフィカがディナモ・キエフに2-0で勝利して勝点を8に伸ばしたため、バルセロナは3位に転落し、ELに回ることになった。CLグループステージ敗退は2次リーグ制だった2000-01シーズン以来21年ぶり。04-05シーズンから17年続いた決勝トーナメント連続出場はここで途切れることになった。
スペイン紙「マルカ」は「このバルセロナではELですら勝てない」と見出しで結果を報道。シャビ監督率いるバルセロナの現状に厳しい視線を向けている。
「バルセロナがELで優勝するためには大きな変化が必要だ。今から2月までに多くの変化が起こる可能性はある。シャビが自身のアイデアを浸透させることができれば競争に勝つことはできるはずだ。それでも、EL優勝は程遠いところにあるといえる。ボルシア・ドルトムントやアタランタ、ビジャレアル、セビージャ、RBライプツィヒ、ウェストハム、レアル・ソシエダ、レアル・ベティスなど数え切れないほどの強敵と戦う可能性があるからだ」
また、同紙は「バルセロナがかつての姿ではないという事実を越え、バイエルンは完全に別次元の存在だった」と2シーズン前の欧州王者と今のバルサには決定的な差があったと指摘している。復権のためにレジェンドのシャビ監督を緊急招聘したバルサだが、本来の強さを取り戻すにはまだまだ時間がかかりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)