南野拓実、CLミラン戦でインサイドハーフ先発起用の理由は? クロップ監督が意図告白
インサイドハーフで先発出場した南野、後半途中から3トップの一角へ移動
イングランド1部の強豪リバプールは、現地時間12月7日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ最終戦で、ACミランに2-1の勝利を収めた。試合後会見をイタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」がレポートし、日本代表FW南野拓実をインサイドハーフ起用したユルゲン・クロップ監督は、全体として「ハングリーな選手」の起用に意味があったと話している。
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クロップ監督はドルトムント時代からの経験も踏まえ、「ナポリやローマ、ユベントスと試合をする経験はあったが、ミラノに来るのは初めてのことだった。最高のスタジアムだった」と、ミランの本拠地サンシーロについて感想を語った。そして、リバプールは試合前の時点で5連勝での首位通過を決めていたなかで迎えたゲームに関する起用の意図をこう語っている。
「かなり多くの試合数を戦っているので、少し変化を与えながらローテーションの起用をして戦っていかなければならなかった。いい状態でない選手に関しては(ミラノに)連れてこなかった。いつも同じメンバーだけではプレーできない。ハングリーな選手をピッチに立たせたかったんだ」
そう語ったクロップ監督は、4-3-3システムのなかで南野をインサイドハーフ起用。後半20分前後に行った交代で3トップの一角に移動し、後半アディショナルタイムに交代させるまで、ほぼフル出場と言えるプレータイムを与えた。
今後、リバプールからはエジプト代表FWモハメド・サラーを筆頭にした主力の一部がアフリカ・ネーションズカップでクラブを離れる。その際に起用の優先順位を勝ち取れるかという意味でもテストになったこのミラン戦で、南野はクロップ監督からの評価を勝ち取れることができたのか。少なくとも、試合出場への意欲は指揮官に伝わっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)