「選ばれし者だけが到達可能な熱狂」 レアル中井の”超速ダブルタッチ”をスペイン大手紙も称賛
セゴビアーナの選手5人に警戒されるなかで、華麗なテクニックを繰り出して注目
スペインの名門レアル・マドリードの下部組織に所属する18歳のMF中井卓大が、フベニールA(U-19相当)の公式戦で圧巻のテクニックを披露した。”ダブルタッチ”で相手をかわし、華麗に突破するシーンにスペイン大手紙「AS」も熱視線を送っている。
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”ピピ”の愛称で知られる中井は、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)で最多13回の優勝を誇る“白い巨人”の下部組織に9歳から加入。インファンティールA(U-14相当)、カデーテB(U-15相当)、カデーテA(U-16相当)、フベニールC(U-17相当)と順調に階段を上り、昨季はフベニールB(U-18相当)、そして今季はフベニールA(U-19相当)に昇格した。
そんな中井は12月4日、フベニールAのヒムナスティカ・セゴビアーナ戦に先発出場。試合はスコアレスドローに終わったなか、前半5分に飛び出した中井のテクニックが話題に。後方からパスを受けた中井は、自身の右横からボールを奪いに来た相手を”ダブルタッチ”で相手をかわし、そのままタッチライン際を突破。さらに、相手を1人かわそうとしたところで倒されファウルをもらった。
相手を嘲笑うかのように”超速ダブルタッチ”で突破した中井のテクニックに、スペイン紙「AS」も「マドリードの日本の秘密兵器は、選ばれし者だけが到達可能な熱狂を我々にもたらす」と注目。「17歳のタクヒロ・ナカイは、ラ・ファブリカの偉大なる将来を嘱望されている中の1人。フベニールAでこの2つのラ・マンガの素晴らしい資源(リソース)を引き出した」と伝えている。
好プレーをきっかけに、ギアを上げていけるか。中井の今後のパフォーマンスに注目が集まる。