日本代表、国内組22人招集で熾烈サバイバル 森保監督も期待「こんなにいい選手がいるというのを見せてほしい」
常連組に加え4人が初招集、最終予選に向けた選考の場
日本サッカー協会(JFA)は12月7日、来年1月21日に埼玉スタジアムで開催される、キリンチャレンジカップ・ウズベキスタン戦の日本代表メンバー22名を発表した。
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国際Aマッチデー外のため国内組でメンバーを構成され、長友佑都(FC東京)、酒井宏樹(浦和レッズ)、大迫勇也(ヴィッセル神戸)ら常連組のほか、シーズン終盤戦に好調だった武藤嘉紀(神戸)が代表復帰。またセレッソ大阪の瀬古歩夢、西尾隆矢の若手DFコンビ、小柏剛(北海道コンサドーレ札幌)、荒木遼太郎(鹿島アントラーズ)の計4人が初選出となった。
森保一監督は「このウズベキスタン戦で選手たちのコンディションを上げて、最終予選に向けて選考の場にもなる機会を1日も無駄にせず、選手、チームのレベルアップ、最終予選の突破に向けて良い積み上げができるようにしたい」とコメント。ウズベキスタン戦後、日本代表は来年1月27日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第7節の中国戦(埼スタ)、2月1日に同第8節のサウジアラビア戦(埼スタ)に臨む。
今回のウズベキスタン戦は調整の場であると同時に、国内組の選手たちにとっては生き残りを懸けた熾烈なサバイバルの舞台でもある。指揮官も「すごく楽しみ」と口にし、国内組からの台頭を待ち望んでいる。
「所属チームとは違った戦術をもう一度思い出してもらいながら戦いに臨んでもらう。常連組の選手には自分のことをしっかり出すことをやってもらいながら、経験の浅い選手たちに伝えていってほしい。今回の試合は国内組で構成される日本代表。私にとってもすごく楽しみ。海外でも多くの選手が活躍しているが、Jリーグの国内組にもまだまだこんなにいい選手がいるというのを見せてほしいし、結果と内容を持って日本の選手層は厚い、強くなったと思えるように戦いたい」
選手たちの“今後の成長”も見据える森保監督は、「代表経験の浅い選手もいるが、代表活動に慣れてほしい。今後の成長につなげてもらいながら、クラブで大きな存在感を放ち、代表の戦力になってほしいと考えているところもある」と期待を込める。その一方、トレーニングでのアピール次第では、フラットな目線で出場機会を与える方針のようだ。
「しかしながらトレーニングは競争の場。練習の時間はしっかりあるので試合に出られるパフォーマンスを見せてもらえれば。起用は自分自身で掴み取ってほしい」
果たして、今回招集された国内組はどのようなパフォーマンスを見せるのか。指揮官の采配も含めて注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)