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米経済誌が世界で最も価値のあるスポーツチームを選出 マンUが前年3位から5位に転落
昨季の不振が影響か!?
米経済誌「フォーブス」が「世界で最も価値のあるスポーツブランド2014」という特集を行い、サッカー、野球など世界中のプロスポーツクラブのブランド力トップ10を選出した。イングランドの名門マンチェスター・ユナイテッドは堂々の5位にランクインしているが、トップ10の球団で唯一昨年比から大幅ダウンという屈辱的な評価を受けている。
マンUは昨季、4億3300万ドル(約467億円)というフォーブス誌評価で、首位のスペイン強豪レアル・マドリード、2位のMLBニューヨーク・ヤンキースに次ぐ、世界3位のブランド力を誇っていた。
2014年度の評価は首位ヤンキース、2位レアル、3位バルセロナ、4位NFLダラス・カウボーイズ、6位NFLニューイングランド・ペイトリオッツ、7位バイエルン・ミュンヘン、8位MLBロサンゼルス・ドジャース、9位MLBボストン・レッドソックス、10位NBAロサンゼルス・レイカーズ。それぞれが、ブランド力を軒並み前年度比からアップさせる中、マンUは屈辱のダウン評価を受け、2014年のブランド評価額は3億9900万ドル(430億円)まで下げてしまった。
名将サー・アレックス・ファーガソンの後継者となったデイビッド・モイーズ元監督が昨季、ロングボールを多用する独自のスタイルを持ち込んだことを契機に、チームは不振に陥った。モイーズ氏も解任となるなどのドタバタ劇がブランド力低下という評価につながった可能性はある。昨季リーグ7位に終わり、今季の欧州のカップ戦への出場機会を失ったことも痛手かもしれない。
今季開幕前に招聘したルイス・ファン・ハール監督は、総額1億5000万ポンド(270億円)の強化費を投じた大型補強を敢行し、名門復活を目指している。寸評では「アディダスとの長期契約は2015年シーズンから始まる。1シーズン平均1億3000万ドル(140億円)のスポンサー費が支払われる」と来季の増収を指摘しており、今季の成績次第では赤い悪魔はブランド力をV字回復できるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web