「泣かせること言わないでよー」 家本主審、Jラストマッチで選手から掛けられた言葉とは?「初めての経験でした」
今季限りで勇退の家本主審、横浜FMと川崎のメンバーから掛けられた言葉を紹介
今シーズン限りでトップリーグ担当審判員から勇退する家本政明氏が12月5日にSNSを更新。Jリーグで最後の笛を吹く機会となった同4日の横浜F・マリノス対川崎フロンターレ戦で選手たちから掛けられた言葉を明かし、「泣かせること言わないでよーと思いながらレフェリングしたのは初めての経験」と告白している。
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11月1日に家本氏が今シーズンでトップリーグ担当審判員から勇退すると発表され、自身のツイッターで「いつも僕を温かく包んでくださる皆さま。皆さまのおかげで僕はサッカーの本質に気づき、自分を高め続けてこれました。そしていつも僕を批判してくださる皆さま。皆さまのおかげで僕は人の痛みや苦しみがわかる人間になれました。家本政明、審判卒業します。皆さま、本当にありがとうございました」とメッセージを発信していた。
現在48歳の家本氏は1996年に1級審判員に登録。2002年からJリーグ担当、05年から16年まで国際主審も務め、10年にサッカーの聖地ウェンブリー・スタジアムで行われた国際親善試合で日本人初の主審を経験している。
今季のJ1リーグ最終節で横浜FM対川崎戦を担当したなか、家本氏は試合翌日にツイッターを更新。「昨日の試合前、試合中に選手の皆さんからかけていただいた言葉は『家本さん、今日は思いっきり楽しんでくださいね!』でした。試合に集中できなくなるから、泣かせること言わないでよーと思いながらレフェリングしたのは初めての経験でした。両チームの選手の皆さま、本当にありがとうございました」とエピソードを綴り、初めての感覚も明かしていた。
村上伸次氏も今季限りでトップリーグ担当審判員から勇退するなか、日本サッカー界に長年貢献している2人に対して多くの人から惜しみない感謝の言葉が寄せられている。