アトレティコ戦でベンチスタートの久保、後半29分から出場し逆転勝利の立役者に

　スペイン1部マジョルカに所属する日本代表MF久保建英は、現地時間12月4日に行われたリーグ第16節の王者アトレティコ・マドリード戦で後半29分から出場し、終了間際に劇的な決勝ゴールを奪って2-1逆転勝利に貢献。今季初ゴールを挙げた久保は「チャンスはあるって思っていた」と自身のゴールシーンを振り返っている。

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　右膝の負傷で戦線から一時離脱していた久保は、前節のヘタフェ戦で途中出場し、約2か月ぶりに復帰。この日のアトレティコ戦でもベンチスタートとなった。

　試合は昨シーズン王者に押し込まれる展開が続き、後半23分にブラジル代表FWマテウス・クーニャに先制点を献上。劣勢のマジョルカは後半29分、3人を一気に交代し、久保は10番MFアントニオ・サンチェスに代わって4-2-3-1の右サイドハーフに入った。

　すると後半35分、マジョルカはMFイ・ガンインのフリーキックからDFフランコ・ルッソが同点ゴールを奪う。さらに後半アディショナルタイム1分に日本人アタッカーが魅せる。

　ハーフウェイライン付近から飛び出した久保がパスを受けると、そのままドリブルで持ち込み、スロベニア代表のGKヤン・オブラクの股下を射抜く左足のシュートを流し込み、劇的決勝ゴールを奪った。

　久保の今季初ゴールで2-1と逆転勝利し、マジョルカは8試合ぶりの白星。久保は試合直後のインタビューで「苦しい試合になること試合前から分かっていた。でもチャンスはあるって思っていた」「得点シーンはカウンターからでアンヘルからいいボールが来た」「とても重要な勝ち点3。ここまで怪我でチームの助けになれなかったから、これから先はチームの役に立ちたい」とコメントし、鮮やかな復帰を印象付けた。