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スペイン紙選定「バルサ失敗補強ワースト10」 常勝軍団の“黒歴史”にブラジル人が5選手も…
バルサスタイルにフィットせず、暗黒時代の象徴となった男たち
バルセロナは鮮やかなパスワークと「MSNトリオ」のフィニッシュワークで、世界中のサッカーファンを魅了している。しかし以前は失敗補強を繰り返した黒い歴史があり、期待されながらもフィットせずクラブを去った名手も多い。スペイン紙「スポルト」が、バルサの失敗補強10人を特集した。
特に多いのは宿敵レアル・マドリードが「銀河系軍団」でこの世の春を謳歌するなか、失敗補強を繰り返した“暗黒時代”の選手だ。まず、2002年日韓ワールドカップ(W杯)のフランス代表だったDFフィリップ・クリスタンバル。01年に1800万ユーロ(約21億6000万円)もの移籍金で獲得し、2シーズンで47試合に出場したもののチームの守備崩壊を食い止められなかった。当時のルイス・ファン・ハール監督からダメ出しを受け、03年オフには移籍金なしでマルセイユに放出。バルサとしては大損となった。
暗黒時代の象徴とされるのは、ふたりのブラジル人だ。弾丸ミドルが魅力と言われたMFファビオ・ロッケンバックは900万ユーロ(約10億8000万円)で加入したが、ファン・ハール監督の戦術にまったく馴染めなかった。03年から05年はスポルティング・リスボンにレンタルされるなど、期待に応えられなかった。
ロッケンバック以上にバルセロニスタを失望させたのは、MFジェオバンニだ。00年シドニー五輪のブラジル代表で一躍注目を集めたアタッカーは、翌年に移籍金2100万ユーロ(約25億2000万円)で加入した。だがバルサでは、現指揮官のルイス・エンリケらとのレギュラー争いに敗れ、02-03シーズン途中にベンフィカへと期限付き移籍。クラブはクリンスタンバルと同じく、移籍金ゼロで放出する大損を被った。