「カズよ、裸の王様になるな!」 セルジオ越後氏が“辛口激励”
カズの功績やプロフェッショナリズムを絶賛「スーパースターの感覚を持っている」
サッカー解説者のセルジオ越後氏が、自身のYouTubeチャンネル「セルジオ越後チャンネル『蹴球越後屋』」を更新。横浜FCでプレーする“カズ”こと元日本代表FW三浦知良に言及し、「苦労して這い上がってきた男がこれでいいのかと思う」とセルジオ節を炸裂させている。
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「【辛口激励!】カズよ、裸の王様になるな!」と題した動画をアップ。カズの若き日のキャリアに触れて、「サントスFCやコリチーバFCでやって、日本人の1つの旗になった」と称賛。「Jリーグ発足時のヴェルディ川崎でも活躍して引っ張った。ブラジルはもちろん、国内でもカズダンスとか話題を作った」と貢献度の高さを評価した。
「みんなよりも目立つというプロフェッショナリズムは、プレーだけではない。MVPに選ばれた時、真っ赤なスーツで来たよね。スーパースターの感覚を持っている。意識も高い。何世代もカズという名前を覚えている」
カズの偉大な功績とプロフェッショナリズムに感銘を受けた様子の越後氏だが、現在の状況については不満があるようだ。現在54歳のカズは、2006年から横浜FCに在籍し、今季で16シーズン目を迎える。今季はここまでリーグ戦1試合、1分の出場にとどまっているなか、「プレーヤーとしてはもう無理。だって1シーズンに1点も取らないFWって、あるいは試合数が少ない。これは責任問題じゃないですかね、雇っているほうの」と指摘する。
「世界のプロはもっと厳しい。貢献しないなら、1年ごとに契約して清算されるのが世界共通。特別扱いというのは、若い選手らに『俺は頑張っても戦力外になった。カズさんはずっと続いたな』って。そうならないように気をつけないといけない。カズに責任はない」
カズがこれまで歩んできたサッカー界での道のりに触れ、功労者として敬意を表する越後氏は「プロの世界で今まで苦労して這い上がってきた男がこれでいいのかと、僕はちょっと個人的に思う。引退してチームのオーナーになるとか、もっと彼に相応しいポストがあってもいい」と提言していた。