大苦戦の末に8強もポルトガルが優勝候補に急浮上!? 英メディアが推す5つの理由
クロアチアを延長で破り今大会4戦目で“初勝利” 敵将も実力を高く評価
ポルトガル代表は25日、欧州選手権(EURO)の決勝トーナメント1回戦で、延長戦にもつれ込む接戦の末にクロアチアを1-0で撃破。ベスト8に進出し、準々決勝でポーランドと対戦することが決まった。
ポルトガルはグループステージのF組を3引き分け、勝ち点3の3位で決勝トーナメントにギリギリで勝ち上がった。そしてベスト16のクロアチア戦でも延長戦の末になんとか白星を挙げるなど、戦いぶりはいささか不安定だ。しかし、敗れたクロアチアのアンテ・チャチッチ監督は、試合後に「ポルトガルは優勝候補になったかもしれない」とコメントするなど、その力を高く評価している。
英衛星放送局「スカイ・スポーツ」でも、ポルトガルがタイトル獲得の有力候補に浮上していると特集されている。
その要因として5つのポイントが取り上げられている。1つ目は「組分けの幸運」。グループ3位と不本意な結果で勝ち抜けを決めたポルトガルだが、トーナメント表を見ると、決勝までの道のりに恵まれたと言えそうだ。EURO3連覇を目指すスペインや2014年ブラジル・ワールドカップ王者のドイツ、開催国のフランス、前回大会準優勝のイタリア、そしてイングランドと強豪が揃う「死の山」を避ける結果となり、3位通過が結果オーライとなっている。
クロアチアという難敵を破ったポルトガルはベスト8でポーランドと対戦。さらに勝ち上がった場合の対戦相手もウェールズ、ベルギー、ハンガリーのいずれかと、死の山に顔を揃える強豪に比べれば実力も実績も劣るチームばかりとなった。
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