今夏140億円の強化予算を誇るレスター エース流出阻止に続き、70億円を費やし主力慰留へ

大物を惹きつける“求心力”には乏しく…

 このところはトーンダウン気味だが、アーセナルやバルセロナからの関心が取り沙汰されたアルジェリア代表MFリヤド・マフレズ、カンテとともに中盤を支えたイングランド代表MFダニー・ドリンクウォーターに対しても、レスターは大幅な昇給を検討しているという。絶対的な主力4選手への昇給オファーのコストは合計70億円にも上るというが、それでも引き留めに躍起になっている。

 TV放映権料の分配金だけで100億円を超える収入を手にするなど、レスターはプレミア初制覇を成し遂げたことで潤沢な資金力を手にし、来季はUEFAチャンピオンズリーグに出場する。しかし、チェルシーやマンチェスター・ユナイテッドのようなワールドクラスを引きつけるほどの求心力はない。それだけに、今季ブレークを遂げた主力選手たちを手放すわけにはいかず、戦力維持を最優先に、彼らの慰留に大金を注ぎこむことになりそうだ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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