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37歳長谷部に契約延長を独紙記者が推奨 「いまだにすべてのハードルをクリアしている」
地元紙記者は「自分を再び必要不可欠な存在にした」と大ベテランを評価
ドイツ1部フランクフルトの元日本代表MF長谷部誠は、契約満了が来年6月末と近づくなか、1年の契約延長をしたうえで現役を続行すべきとの意見が現地メディアから出ている。
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長谷部は今季、序盤戦では出場機会に恵まれなかったものの、直近は3試合連続でフル出場とレギュラーの座を奪い返している。
ドイツ紙「フランクフルター・ルントシャウ」のインゴ・ドゥルステヴィッツ記者は、「マコト・ハセベは必要不可欠な存在のままであり、さらにあと1年プレーできる」と題した記事の中で、現在の状況が1年前と似ていると指摘する。
昨年の同時期、当時のアディ・ヒュッター監督は「来年ハセ(長谷部)は37歳になり、夏にはかなりの確率でキャリアを終えるだろう」と発言。若手選手に出場機会を与えることを理由に先発を外されていた長谷部の現役引退に言及し、話題となった。しかし、その後の成績不振によって長谷部が先発復帰するとチーム状況は一気に好転し、チームはリーグ戦11戦無敗をマーク。最終的には5位でシーズンを終えた。今季も8月末から公式戦6試合連続で出場機会がなかった長谷部が先発に戻って以降、チームは負けていない。
ドゥルステヴィッツ記者は「このベテランは自分自身を再び必要不可欠な存在にした」とその重要性を強調。来年で38歳になっても長谷部はまだブンデスリーガでプレーできるだろうとし、さらなる契約延長と現役続行を推奨している。
「彼がさらにあと1年現役を続けるとしても、それはもはや驚くべきことではない。もうすぐ40歳になろうとしている選手が、自分の息子とほぼ同じぐらいの年齢の若者たちと競争ができるというのはグロテスクな感じもする。その一方でプロスポーツは絶対的なパフォーマンスを基にして行われるものであり、その点においてハセベはいまだにすべてのハードルをクリアしている」
フランクフルトは、12月4日にブンデスリーガ第14節ホッフェンハイム戦を控えている。1日に行われたチーム練習には全選手が参加し、長谷部と同じ3バック中央でのプレーを得意とするオーストリア代表DFマーティン・ヒンターエッガーもすでに怪我による離脱から戻って来ている。
ヒンターエッガーの先発復帰か、それとも現在の好調を維持するために引き続き長谷部を起用し続けるかでオリバー・グラスナー監督は難しくも贅沢な悩みを抱えることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)