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ハノーファーのVIPルームでは“合コン”が!? スタジアムで稼ぐブンデスリーガの秘密
ブンデスリーガのVIPエリアに潜入
HDIアレーナは1954年9月26日、『ニーダーザクセン・シュタディオン』として建設された。数度の改修を経て、現在は49,000人のキャパシティーを持つスタジアムとして運営されている。2006年FIFAワールドカップではベスト16のスペイン対フランス(1-3)をはじめ、計5試合の会場となった。
さてこのスタジアムだが、中央駅からは列車で14分、タクシーで10分。市内中心部からそれほど遠いわけではないが、ものすごく良い立地というわけでもない。にもかかわらず、ハノーファーは2部降格が迫る3月1日のボルフスブルク戦では平日の夜にもかかわらず34,500人を動員している。
隣接するハノーファーのオフィスからVIPエリアへ。スタジアムの2階部分と3階部分がまるごとVIPエリアとなっており、2階の入り口には「PANORAMA SEATS」とある。その名の通り、ピッチをぐるりと囲むようにテーブルが設置されている。
企業ブースは、年間契約。ゆえに、シーズン中はその企業ごとにカスタマイズされた部屋になっている。こちらの部屋は、役員の名前が入ったハノーファーのレプリカが飾ってあった。試合中に入ることはできなかったが、彼らはひょっとするとこれを着てVIPルームから声援を飛ばしているのかもしれない。
VIPエリアのスタッフ。業務開始直前のミーティングを行なっていた。ここに写っているのが全スタッフではない。彼女たちはバーカウンターのスタッフであり、他の場所にも多くの人員が割かれていた。総勢は少なくとも50人以上だろう。VIPエリアだけでこれほどの雇用が発生していることは、驚嘆の一言。ただ、もっと驚くことがこの先にあった。