ゴール量産のサラーに称賛の嵐 「今、最も止められない選手」「電光石火の速さ」
エバートン戦で圧巻の2ゴール
日本代表MF南野拓実が所属するリバプールは現地時間12月1日にエバートンとのマージーサイドダービーに臨み、4-1で大勝した。この試合で2得点を決め、今季公式戦得点を「19」の伸ばしたエジプト代表FWモハメド・サラーを指揮官や同僚、解説者などがこぞって絶賛している。
敵地グディソン・パークに乗り込んだリバプールは前半9分に主将MFジョーダン・ヘンダーソンが左足での狙いすましたシュートで先制点をマーク。同19分にはヘンダーソンのスルーパスを受けたサラーが右サイドからエリア内に侵入し、GKと1対1を冷静に制して追加点を奪った。
前半のうちに1点を返されたリバプールだったが、後半19分にはサラーが猛烈なプレスなDFシェイマス・コールマンからボールを奪うと、ハーフウェイライン付近からゴール前まで独走。またもGKとの1対1から左足のシュートをゴール右隅に流し込んだ。同34分には、FWディオゴ・ジョッタがダメ押しの4点目を決めた。
リバプールはこれで3試合連続の4得点とゴールラッシュ。今季はプレミアリーグ全試合で得点中で、しかも第3節チェルシー戦(1-1)以外はすべて複数得点と驚異的な破壊力を見せつけている。
その中心にいるのがサラーだ。プレミアリーグでは、14試合に出場して13得点7アシスト。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)では5試合6得点。合わせて公式戦ですでに19得点も決めている。
リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督は、「彼は試合後に怒っていた。彼は3点目を取りたがっていたんだ」とサラーが2得点では満足していなかったことを明かしつつ、「モー(サラー)はシェイマス・コールマンにプレッシャーをかけてボールを奪い、そこから彼が得点する素晴らしいチャンスが生まれた」とゴールだけでなく、そこに至るまでの一連のプレーを絶賛した。