EU離脱で揺れる英国勢の直接対決はウェールズ勝利で8強入り! ベイルの高速クロスでオウンゴール誘う

審判団含め英国一色のピッチ上

 今大会2度目となった“英国対決”はタレント力で上回るB組首位ウェールズがオウンゴールによる決勝点でC組3位で勝ち上がった北アイルランドを1-0で下した。ウェールズは欧州選手権(EURO)初出場で、見事ベスト8へ駒を進めた。

 英国のEU離脱問題で揺れる中、EUROの決勝トーナメント1回戦という大舞台でこの運命的な対戦が実現。試合を裁くのがマーティン・アトキンソン主審をはじめとしたイングランドの審判団とピッチ上はまさに英国一色となった。

 ウェールズはFWギャレス・ベイル(レアル・マドリード)、MFジョー・アレン(リバプール)といったビッグクラブでプレーする選手にボールを集め、ボール支配。しかし、ペースを握ったのはむしろ前線からハイプレスを仕掛けてウェールズの自由を奪った北アイルランドだった。世界王者のドイツ相手に0-1と健闘した組織的な守備がこの試合でも光った。

 なんとかゴールをこじ開けようと攻めるウェールズは前半19分、前線でべイルのキープから左サイドDFニール・テイラー(スウォンジー)が中央へ折り返すと、FWサム・ボークス(バーンリー)の落としをMFアーロン・ラムジー(アーセナル)が押し込みでネットを揺らしたが、ここはオフサイドでノーゴールの判定となった。

 

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