C・ロナウド、バロンドール主催者に怒りのSNS投稿 「あり得ないほどの無礼を働いた」
「フランス・フットボール」誌の編集長フェレ氏の発言に怒りの抗議
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが、現地時間11月29日に発表された「バロンドール」について、主催者の「フランス・フットボール」に対して怒りを露わにしている。自身の公式インスタグラムにメッセージを投稿した。
バロンドールは今年の欧州最高のサッカー選手を決める表彰だが、ロナウドはこの日の表彰式に出席していない。そして、終生のライバルとも言えるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)が史上最多7回目の受賞を果たした。通算5回受賞のロナウドから見れば、2回の差をつけられたことになる。
そのロナウドの怒りは、「フランス・フットボール」誌の編集長パスカル・フェレ氏に向けられた。というのも、先日にスペイン紙「マルカ」に対してフェレ氏が、「ロナウドの唯一の野望はメッシよりも多くのバロンドールを獲得してキャリアを終えることだ」とコメント。そのうえで、「本人からそう聞いたんだ」という言葉を残したことにある。ロナウドはインスタグラムに、怒りを露わにした文章を綴った。
「先週、パスカル・フェレが、私の唯一の野望がリオネル・メッシよりも多くのバロンドールを獲得してキャリアを終えることだと打ち明けたと言ったのも、今日の結果を見れば納得できる。彼は嘘をついた。彼は私の名前を使って、自分と彼が働く出版社を宣伝したのだ。このような名誉ある賞の責任者が、あり得ないほどの無礼を働き、このような嘘をつくことは受け入れられない。そして今日もまた嘘をつき、存在する理由のない検疫の疑いで私が表彰式に欠席することを正当化した」
ロナウドはこのように投稿し、フェレ氏のコメントが虚偽のものであると告発。そして、メッシが受賞することを知っていたうえで自分の名前を利用したと批判した。さらに、「メッシよりも多くのバロンドールを獲得すること」とフェレ氏がコメントした自身の野望について、改めて表明している。
「私のキャリアにおける最大の野望は、所属クラブとポルトガル代表のために、国内や国際的なタイトルを獲得すること。私のキャリアにおける最大の野望は、プロのサッカー選手、あるいはプロのサッカー選手になりたいと思っているすべての人たちの良い手本になること。私のキャリアにおける最大の野望は、世界のサッカー史に自分の名前を輝かしい文字で残すこと」
メッシは昨季まで所属したバルセロナではチームが主要なタイトルを獲得できなかったものの、リーグ得点王を獲得。そして、今夏のコパ・アメリカ(南米選手権)で優勝を果たした。一方のロナウドは昨季まで所属のユベントスでリーグ優勝を逃したが、得点王を獲得。しかし、夏の欧州選手権(EURO)でのポルトガル代表は16強で敗退だった。
バロンドール主催者のフランス・フットボールとの一大バトルの様相を呈しているロナウドだが、フェレ氏はなんらかの反論をすることになるのだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)