福岡助っ人が選ぶ「凄いと思った選手4人」 「ダンスをするように美しい」名手とは?
【インタビュー#3】サロモンソンはイブラヒモビッチのプロフェッショナルぶりに感銘
J1リーグのアビスパ福岡に所属するDFエミル・サロモンソンは、母国スウェーデンで3クラブ、日本で2クラブを経験し、スウェーデン代表としても8キャップを刻む。UEFAヨーロッパリーグ(EL)でもプレーした熟練のサイドバック(SB)に、「凄いと思った選手」を挙げてもらった。(取材・文=Football ZONE web編集部・小田智史/全4回の3回目)
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母国スウェーデンでプロキャリアをスタートさせたサロモンソンは、エンゲルホルム、ハルムスタッズを経て、2011年に移籍した古豪IFKヨーテボリで右SBのレギュラーとして活躍した。19年に初めてスウェーデン国外に飛び出し、サンフレッチェ広島でJ1リーグ戦19試合2得点を記録すると、翌20年シーズンは福岡へ期限付き移籍。上下動を繰り返し、全力で戻ってボールを奪うプレースタイルが、攻守連動のアグレッシブなサッカーとマッチし、J2リーグ最少失点(29)の守備を誇ったチームの中で39試合2得点と昇格に貢献した。
11~17年にスウェーデン代表にも招集されたサロモンソン。「凄いと思った選手」を尋ねると、「スウェーデン出身の同胞」「日本での対戦相手」「広島時代の同僚」「福岡の同僚」という4つ視点から名前を挙げた。
「まず、スウェーデン人で言うならズラタン・イブラヒモビッチ選手です。私が思うに、彼はフットボーラーの中で一番の“勝ち組”というか、本当にプロフェッショナルな選手で、いつも見ていて感心しました」
ユベントス、FCバルセロナ、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドなど、欧州の強豪チームを渡り歩いてきた8歳年上のイブラヒモビッチ(ACミラン)とは、2016年3月の親善試合チェコ戦(1-1)でスウェーデン代表の一員として共闘。そのプロフェッショナルぶりには感銘を受けたという。
そして、Jリーグでの対戦においては、過去3回対戦し、試合後に2ショット撮影もしたヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが印象に残っているという。
「日本で対戦して一番凄いなと思ったのはイニエスタ選手。彼のフットボールは特別なことはしなくて、すごくシンプルだけど、ダンスをするように美しいプレーをしています」