ドイツでゴール量産の岡崎がアギーレジャパンの1トップに 「クロスを上げるのは苦手なんで(笑)」

 

指揮官の評価を勝ち取った岡崎の得点力

 

 マインツの日本代表MF岡崎慎司がブンデスリーガでのゴールラッシュでハビエル・アギーレ監督に1トップとしての素養を認めさせた。7日、新潟合宿2日の練習に合流。1トップ役で練習を行った。

「前はサイドからクロスを上げることが多かった。でも、クロスを上げるのは苦手なんで(笑)。監督が(自分のマインツでのプレーを)見てくれていると思う。1トップというのはずっとやっている」

 9月のアギーレジャパンの初合宿では3トップの左右ウイング役で練習を積み重ねた。同5日のウルグアイ戦では左ウイングで先発出場。同9日のベネズエラ戦では途中出場で、1トップでの出番となったが、ブンデスリーガで今季5得点とゴールキングに君臨する絶好調の男はアギーレ監督の心を動かし、自らの居場所をつかみ取った。

 この日は両サイドからのクロスにゴール前でシュートを決めるチーム練習で、1トップでの役割を指揮官から命じられた。1トップに君臨した岡崎は右に本田圭佑、左に柿谷曜一朗を配置する3トップでシュート練習を積んだ。

「体は動いているし、マインツ自体も調子がいい。昨シーズン、今シーズンを通して、やれることをやりきることができた。前は点を取ることで精いっぱいだったけど、今はまずチームのリズムを良くすることを考えながら、その上で感覚的にゴールを狙うことができている。

 守備をする場面など、今はチームが勝つために動けている。FWとして、チームメートが“何とかしてくれ”“頼む”というボールを決めることができたら、自分の成長につながる。それができれば次のステップにもいけると思う」

 マインツのみならず日本代表の1トップという重責を担う覚悟を岡崎は示した。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

 

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