鹿島で通算25度目の戴冠劇となった小笠原 次世代に受け継がれる“常勝軍団”のDNA

福岡を2-0で破り、2009年以来のリーグタイトルを獲得

 常勝軍団のDNAが受け継がれた瞬間だった。鹿島アントラーズはJ1ファーストステージ第17節アビスパ福岡戦を2-0で勝利し、7年ぶりとなるリーグ戦でのタイトル獲得を成し遂げた。ステージ制覇なども含めれば、鹿島で通算25度目となる戴冠劇となった主将の元日本代表MF小笠原満男は、「素晴らしいスタッフと選手、サポーターとつかみ取った優勝です」とクラブの結束力が生み出した優勝だと話した。

 試合序盤、福岡の果敢な姿勢に受けに回った鹿島だが、前半27分にMF柴崎岳が右CKでキッカーを務めると、正確なキックでゴール前にクロスを送る。するとフリーとなったDF山本脩斗がヘディングで合わせて、鹿島にとって大きな先制点を奪った。

 10分後には右サイドの最終ライン裏へ抜けた日本代表FW金崎夢生がゴール前へ冷静にラストパスを送ると、マークを外したMF土居聖真が落ち着いてゴール左へと蹴り込み、2-0とリードを広げた。後半は着実に時計の針を進める“これぞアントラーズ”という試合運びを見せて、見事にファーストステージ制覇を成し遂げた。

「素晴らしいスタッフと選手、サポーターとつかみ取った優勝だと思います。これだけ多くの方に集まってくれて僕らの力になりました」

 

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