プレミア初アシストの冨安、チームトップタイ「8点」高評価 「加入以来最高」と英絶賛

アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:AP】
アーセナルの日本代表DF冨安健洋【写真:AP】

ニューカッスル戦で10試合連続スタメン、浮き玉のパスで初アシスト

 アーセナルは現地時間11月27日、プレミアリーグ第13節でニューカッスルと対戦し、2-0で快勝した。日本代表DF冨安健洋は右サイドバックとして10試合連続スタメン出場し、今季初アシストをマーク。現地メディアの選手採点ではチームトップタイの8点を獲得し、「加入以来最高のパフォーマンス」と大絶賛を受けている。

 前節終了時点で5位につけていたアーセナルは最下位のニューカッスルをホームに迎えた。前半はガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤンが決定機でシュートをポストに当ててしまうなど得点を奪えなかったが、後半に入ると一気にスイッチが入った。

 試合の均衡が破れたのは後半11分、相手陣内でリズミカルにボールを回し、左サイドでDFヌーノ・タヴァレスからのラストパスを受けたFWブカヨ・サカが左足のシュートでネットを揺らした。

 さらに、その10分後には冨安が右サイドから前方へ浮き玉のパスを供給。これを途中出場のFWガブリエル・マルティネッリがダイレクトで合わせ、ゴールへ流し込んだ。前節は敵地でリバプールに0-4と完敗し、第4節から続いていた無敗記録は「8」でストップしていたが、2-0で2試合ぶりの白星を手にした。

 攻守に存在感を見せた冨安は英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」の採点でタヴァレス、アルベール=サンビ・ロコンガ、サカ、マルティネッリと並ぶチームトップタイの8点が付けられ、その上で最も印象的な活躍をした「Star man」に選出された。「この日本代表DFにとって夏の加入以来最高の試合の一つ。守備ではいくつかの素晴らしいブロックがあり、アーセナルの2点目ではラブリーなアシストを決めた」と賛辞の言葉が並んだ。

 英サッカー情報サイト「Squawka」のツイッターは、この日の冨安の印象的なスタッツとしてパス成功率89%、ボールタッチ数96回、デュエル勝利数7回、クロス5本、タックル3回、シュート3本、チャンス創出3回、相手陣内でのボールタッチ3回、1対1勝利2回、アシスト1回を紹介し「またしても偉大なパフォーマンスだ」と絶賛した。また、クロアチアのデータ会社「Sofa Score」のツイッターによれば、冨安のボールタッチ96回とロングボール成功率100%(6/6)はチームトップの数字だったという。

 チームが快勝したなかで、冨安は圧巻のパフォーマンスを披露していた。

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