ハメスは70億円でマンUに移籍可能? レアルがベンチ要員の10番を獲得時以下の金額で放出か

南米選手権では健在ぶりをアピール

 ハメスは14年ブラジル・ワールドカップで鮮烈なインパクトを残し、フランスのASモナコからレアルへの移籍を勝ち取った。1年目こそ中心選手としてリーグ戦13得点を挙げる活躍を見せたが、今季は体重オーバーやクラブでのパーティ三昧、パトカーとの時速200キロのカーチェイスを引き起こすなどのスキャンダルばかりが話題に。今年1月に発足したジネディーヌ・ジダン政権でも絶対的な地位を築けず、格下相手の試合でばかり起用される完全なバックアッパーへと成り下がった。

 極めつけは、5月のUEFAチャンピオンズリーグ決勝。アトレチコ・マドリードとの大一番で、レアルはPK戦にまでもつれ込む激闘を制して史上最多11度目の優勝を果たしたが、背番号10を背負うハメスに出番は訪れなかった。

 南米選手権100周年記念大会の「コパ・アメリカ・センテナリオ」では、コロンビア代表の主将として参加。肩を脱臼する満身創痍の中でも2得点を決めるなど、チームをベスト4に導く活躍を披露し、その実力をあらためて示している。「レアルはいつだって僕にとっての夢の場所だからね」と残留を熱望するレフティーだが、その将来は不透明なようだ。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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