ユナイテッド、ハーランド争奪戦で優位に? ラングニック招聘“メリット”を海外指摘
スールシャール前監督の後任として招聘で合意したと海外報道
マンチェスター・ユナイテッドは解任したオレ・グンナー・スールシャール前監督の後任としてロコモティフ・モスクワからラルフ・ラングニック氏の招聘で合意したと報じられている。“プロフェッサー”の愛称で知られる戦術家の加入は、補強に置いてもユナイテッドに大きな恩恵をもたらす可能性が指摘されている。
ラングニック氏はこれまでにシュツットガルトやシャルケ、ホッフェンハイムなどの監督を歴任。2012年にはレッドブルグループのザルツブルク(オーストリア)とRBライプツィヒ(ドイツ)の統括ディレクターに就任し、いち指導者の枠には収まらないかたちで手腕を発揮してきたなか、昨夏からロシアのロコモティフ・モスクワで強化責任を務めている。
そんなラングニック氏は先日スールシャール監督を解任したユナイテッドの暫定監督の候補として浮上している。スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」の報道によれば、ラングニック氏は今季終了まで指揮を取り、その後の2年間はスポーツディレクターに近い役割を担うことになると見られている。
これを受けてスペイン紙「AS」は「マンチェスター・ユナイテッド:ラングニックがレアル・マドリードを抑えてハーランドを獲得するかもしれない」と見出しを打って報道。これまでにFWサディオ・マネ(リバプール)やDFジョシュア・キミッヒ(バイエルン・ミュンヘン)など多くの才能を見出してきたラングニック氏の招聘によってユナイテッドが引く手あまたのタレント争奪戦で優位になるのではと予想している。
ハーランドはラングニック氏がディレクターを務めていた当時にザルツブルクに加入した。現在は複数のクラブが獲得を狙っているとされるが、記事では「(ラングニック氏を招聘することで)ユナイテッドはレアル・マドリードやバイエルン・ミュンヘン、ユベントス、マンチェスター・シティよりも優位に立てるかもしれない」と記されている。敏腕ラングニック氏の就任を機にユナイテッドには大きな変化が訪れることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)