ロナウド、ユーベ時代の“怒りのハーフタイム”に脚光 「俺たちはクソみたいなプレーをしてる」

ユベントス時代のロナウド【写真:Getty Images】
ユベントス時代のロナウド【写真:Getty Images】

昨季CL16強、ポルトとの第2戦のハーフタイムにチームに檄

 ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(マンチェスター・ユナイテッド)は、今季開幕直後まで約3年間、イタリア1部の名門ユベントスでプレーした。アマゾン・オリジナル・ドキュメンタリーシリーズ「All or Nothing: Juventus」の中で、ロナウドが昨季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)でチームメイトに発破をかけるシーンも収録され、その議論の内容が注目を集めている。

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 脚光が当てられた会話は、2020-21シーズンのCL決勝トーナメント1回戦FCポルト(ポルトガル)戦の第2戦。敵地での第1戦を落としたユベントスは、ホームでの第2戦も前半19分にPKで先制を許すなど、苦しい展開を強いられる。

 イタリア紙「トッゥト・スポルト」によれば、ロナウドはハーフタイムでロッカールームに足を踏み入れるやいなや、不甲斐ない自分たちの戦いに怒りを爆発させた。

「もっとやらなきゃいけない! 何もプレーできていない。俺たちはクソみたいなプレーをしている」

 これに、同僚のコロンビア代表MFフアン・クアドラードがなだめるかのように、「落ち着け。お前は全員のお手本にならないといけない」と声をかけると、ロナウドは「俺たちは、俺も含めて何もプレーできていない。本当のことを言わなきゃいけない」と返した。

 勝利を追い求めるがゆえの熱い“衝突”。その後、アンドレア・ピルロ監督(当時)が「それで十分だ。さあ行こう」と割って入り、後半に臨んだユベントスは2点を挙げて延長戦に持ち込んだが、2戦合計スコア4-4ながらアウェーゴールの差でポルトの前に涙をのんだ。それでも、ユベントスが劣勢から巻き返せたのは、ロナウドの熱い檄があったからと言っても過言ではないだろう。

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