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「罪悪感はない」 イブラヒモビッチ、W杯予選の”暴力的タックル”は報復行為と容認
W杯予選スペイン戦で相手DFアスピリクエタに背後からショルダーチャージ
スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチ(ACミラン)は、現地時間11月14日に行われたカタール・ワールドカップ(W杯)欧州予選のスペイン戦(0-1)の試合終了間際、DFセサル・アスピリクエタ(チェルシー)の背後から激しいショルダーチャージを見舞うラフプレーを行い、物議を醸した。40歳のベテランFWは英紙「ガーディアン」のインタビューで「わざとやった」と意図的な報復行為だったことを明かした。
イブラヒモビッチはスペイン戦の後半28分から途中出場。1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイム、スウェーデンのコーナーキック(CK)の場面で問題のシーンとなる。ゴール前にいたイブラヒモビッチはポジション争いのなかで、スパイン代表DFアスピリクエタの背中にショルダーチャージを見舞ったのだ。アスピリクエタはその場に倒れ込み、スペイン代表選手たちも主審に猛抗議した。
イブラヒモビッチには警告が出されたが、メディアやSNS上では「退場になるべき」などの意見が湧き上がるなど物議を醸した。そうしたなかで、イブラヒモビッチは「ガーディアン」紙のインタビューでショルダーチャージは報復として意図的にやったことを認めている。
「この前の代表戦では相手選手(アスピリクエタ)にタックルをした。わざとやったんだ。これを言うことに罪悪感はない。なぜなら彼が私の選手(スウェーデン代表選手)に対して馬鹿なことをしたからだ。愚かなことをしたが、彼に理解してもらうためにやった。そんな度胸はないだろうが、もし俺にやっていたらどうなるかを見せてやろうと思ったんだ」
イブラヒモビッチによれば、アスピリクエタがスウェーデンの若手選手に対して攻撃的なアクションをとっており、それに気づいたイブラヒモビッチが報復行為としてショルダーチャージを見舞ったということのようだ。
「倒れている選手を馬鹿にしてはいけないと理解してもらうためだった。吠えない犬をわざわざ攻撃することはない。やるなら何かをしてくる相手だ。まだ20歳で、ナイスガイの俺のチームメイトをいじめるのは簡単だ。彼が理解してくれることを願っているよ」
スペインに敗れたスウェーデンはグループ2位でプレーオフに回った。イブラヒモビッチは累積警告のためプレーオフ第1戦(準決勝)は出場停止となる。
(FOOTBALL ZONE編集部)