トッテナム、コンテ監督がミランMF獲得にゴーサイン 移籍金は78億円から割引か

ミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエ【写真:Getty Images】
ミランのコートジボワール代表MFフランク・ケシエ【写真:Getty Images】

パラティッチSDの提案したケシエの獲得を承認

 イングランド1部トッテナムに就任したアントニオ・コンテ監督が、母国イタリア1部のACミランで中心的な存在のコートジボワール代表MFフランク・ケシエ獲得にゴーサインを出したという。英衛星放送「スカイ・スポーツ」などが報じている。

 コンテ監督は解任されたヌーノ・エスピーリト・サント氏の後任として今月に就任。その最初の移籍市場となる冬に向け、スポーツディレクターを務める元ユベントスのファビオ・パラティチ氏と検討を重ねているという。

 そのなかで、パラティチ氏が提案したケシエ獲得にコンテ監督はゴーサインを出したという。今季限りでミランとの契約満了になるケシエだが、移籍金なしでの獲得が可能になる来夏からの契約では、彼に興味を持つ多くのクラブとのマネーゲームになることは必至であり、即座に中盤の戦力を欲しがるコンテ監督とは、移籍金を支払ってでも先に獲得する方向性が確認されたようだ。

 昨季まで率いたインテル時代にも、コンテ監督は契約が切れる半年前にトッテムからデンマーク代表MFクリスティアン・エリクセンを獲得した“実績”がある。仮に今夏の時点でミランからケシエを獲得した場合は、移籍金6000万ユーロ(約78億円)が必要だと見込まれたが、残りの契約期間と状況からもディスカウントは予想されるという。

 ミランも契約延長を熱望しているとされるケシエだが、より資金力のあるプレミアリーグと中盤に強度を求めるコンテ監督の意向がマッチしている状況だけに、目倒しでの獲得が成立する可能性は十分にあると見込まれる。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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