マンUに考えられる後任監督の「5つの選択肢」を英紙指摘 最も現実的なプランとは?
ラングニック氏、ロジャース氏、ファブレ氏、フォンセカ氏、キャリック氏が候補に
イングランド1部マンチェスター・ユナイテッドは11月21日、オレ・グンナー・スールシャール監督を解任した。英紙「デイリー・ミラー」では、今季終了後まで暫定的に率いる後任監督について「5つの選択肢がある」と報じている。
ユナイテッドはスールシャール監督の解任時に、「シーズン終了まで率いる暫定監督の招聘を検討している」と発表。現在はスールシャール監督時代にアシスタントコーチを務めた元イングランド代表MFマイケル・キャリック氏が指揮を執っているが、“暫定の暫定”とでも呼ぶべき状況になっている。
そのなかで記事では、最初の選択肢にロシア1部ロコモティフ・モスクワで強化部門の仕事に就く、ドイツ1部RBライプツィヒを率いて名を馳せたラルフ・ラングニック氏の名前を挙げた。昨季にはイタリア1部ACミランで監督就任に近づいたともされるが、現在はチームを率いるのとは違った役割になっている。
続くのが、同じプレミアリーグのレスターで指揮を執るブレンダン・ロジャース監督だ。先日、英メディアでは契約条項に「UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場のチームからのオファーがあれば契約解除できる」という項目があると報じられた。
3人目は、ドイツ1部ドルトムントなどを指揮したルシアン・ファブレ氏。約1年前にドルトムントの監督を解任されて以来、スイス人指揮官には所属チームがない。それだけに、ボルシアMGなどでも名を馳せた指揮官は現実的な選択肢に挙がっている。
さらには、昨季までASローマを率いたパウロ・フォンセカ氏の名前も挙がった。現在フリーなうえに、今夏には同じプレミアリーグのトッテナムとの間で就任に向けた交渉も持たれたとされるだけに、評価も高い。
そして、最終手段がキャリック氏に今季終了まで任せること。スールシャール氏を解任しただけに、そのアシスタントコーチを残すことの是非は問われる可能性はあるが、チームへの動揺は最小限に食い止められる可能性がある。
今夏にポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドが復帰したことで話題を呼び、そして今はスールシャール氏の解任で注目を浴びているユナイテッドだが、世界的な名門だけに後任人事もさらなる話題になっていきそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)