イタリアとの16強決戦は「最悪」 モラタが“戦友”ユーベ守備陣との対峙を嘆く
スペイン痛恨の2位通過でイタリアと激突
スペイン代表FWアルバロ・モラタ(ユベントス)が、27日の欧州選手権(EURO)16強でイタリアと対戦することについて、「最悪のドロー」と悲嘆している。イタリア衛星放送「スカイ・イタリア」が報じている。
スペインはグループステージ2連勝で迎えたクロアチアとの第3戦で、前半7分に鮮やかな連携からモラタが今大会最多タイとなる3得点目となるゴールで、幸先良く先制点を奪う。だが前半終了間際に同点弾を浴びると、後半42分にはカウンターからペリシッチに勝ち越しとなるゴールを奪われ、痛恨の逆転負け。この敗戦によりD組首位の座をクロアチアに明け渡し、スペインは2位に転落。E組1位通過のイタリアとベスト16で対戦することになった。
試合後のモラタは、痛恨の様子だった。「これ以上ない悪いドローとなった。イタリアは戦術的に強力な相手。準々決勝進出には完璧なプレーを見せなければいけない」と、イタリア王者ユベントスでプレーするストライカーはこう語った。
古巣レアル・マドリードが、ユベントスからモラタを買い戻すことを発表した。スペイン代表のストライカーは、レアルの新シーズン始動日に参加することになったが、チェルシーやアーセナルに買い戻し額の倍となる70億円で転売される可能性も残っている。自身の来季去就が不透明なうえ、ユベントスでともに戦ってきた守護神ジャンルイジ・ブッフォン、盤石の3バックを形成するDFジョルジオ・キエッリーニ、DFレアンドロ・ボヌッチ、DFアンドレア・バルザーリというイタリア代表が誇る鉄壁のユニットとの対戦に、全く心踊らない様子だった。
【了】
ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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