クロップ監督が「南野に感激」 リバプールでの処遇へ英メディア見解「彼は試合に出る」
アーセナル戦で今季リーグ初ゴールの活躍、監督からの信頼を現地指摘
リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間11月20日のプレミアリーグ第12節アーセナル戦で途中出場を果たし、ファーストタッチで今季リーグ戦初得点をマーク。投入後わずか48秒での得点で4-0の勝利に貢献したなか、英メディアはユルゲン・クロップ監督からの処遇に対する見解を綴っている。
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今季の南野は、リーグカップ2試合(ノリッジ戦/3-0、プレストン戦/2-0)でそれぞれフル出場し、3ゴールを奪う活躍を見せていた一方、プレミアリーグでの出番は限られ、前節まで2試合の途中出場のみ。プレータイムはわずか13分間にとどまっていた。
アーセナル戦でも3-0と勝負がほぼ決した後半31分からの出場となったが、そのわずか48秒後、エリア内右でFWモハメド・サラーからアーノルドへとパスがつながり、そこからのグラウンダーのクロスにファーサイドで南野が押し込み4点目を奪取。南野にとって今季プレミアリーグに加え、本拠地アンフィールドでの初ゴールにもなった。
限られた出場時間内で結果を残した南野について、クロップ監督は試合後「彼がゴールを決めてくれたことは、我々もとても嬉しい。今日の彼のプレーは、現在のトレーニング状況を反映している」と称賛。「彼は本当に良い状態にあり、それを目の当たりにすることができた。彼は試合に出ることになるだろう、それは間違いない」と、パフォーマンスに賛辞を送っている。
そんななか、リバプール専門メディア「THE LIVERPOOL OFFSIDE」はクロップ監督が南野を称えたことに「クロップ監督はここ数か月、売却を求める声にしばしば直面していた南野に感激していた」と触れつつ、今後の処遇にも言及。「南野が昨日、前線5人の誰とでも交代できるファーストチョイスになったのは、リバプールの現在の負傷者数によるところが大きいが、クロップ監督がこの日本人アタッカーを信頼していることを物語っている」と指摘し、この先の起用に含みを持たせるかたちで報じた。
リバプールの前線では、主力のブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが負傷離脱中。さらに今冬、エースのエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネがアフリカネーションズカップ出場により、結果次第で来年2月頭までクラブを離れる可能性がある。そうした懸念材料があるなかで結果を残した南野には、1月の移籍市場での放出も囁かれていたが果たして今後、プレミアリーグで出番を増やせるだろうか。