シャビ監督初陣、いきなりサプライズ起用の可能性も 負傷者続出で前線に若手抜擢か
20日にエスパニョールとダービーマッチ
バルセロナは現地時間11月20日(日本時間21日午前5時)に行われるリーガ・エスパニョーラ第14節エスパニョール戦と対戦予定。これがシャビ新監督の初陣となる。スペイン紙「マルカ」は負傷者の影響から、サプライズ起用もあり得ると予想している。
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バルセロナは12試合を終えた現時点で4勝5分3敗。勝ち点17で暫定順位は9位に沈んでいる。宿敵レアル・マドリードとのクラシコ(1-2)、ラージョ・バジェカーノとのアウェーゲーム(0-1)での連敗が決定打となり、ロナルド・クーマン前監督が解任され、待望論も根強かったシャビ監督が招聘された。
クラブのレジェンドであるシャビ監督はバルセロナをどのように立て直していくのか。「マルカ」紙ではポジションごとにエスパニョール戦の起用について予想を行っている。
冬の移籍市場がこれからということもあり、ベースは大きい変わらないはずだ。システムについてはシャビ監督が現役時代から慣れ親しんでいる4-3-3。GKはクーマン体制から引き続き、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが務めることになりそうだ。クーマン前監督の下ではカップ戦でもテア・シュテーゲンがプレーし続けたが、シャビ監督がローテーションを行うかどうかが注目ポイントとなる。
最終ラインはセルジーニョ・デストが負傷中で、新加入のダニ・アウベスが1月までプレーできないこともあり、右サイドはMFセルジ・ロベルトの起用が濃厚。センターバックはジェラール・ピケとエリック・ガルシアのスペイン代表コンビ。左サイドもスペイン代表のジョルディ・アルバが不動の地位を築いている。
中盤はアンカーのスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツと、移籍の噂も流れていたオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングの2人がポジションを確保すると見られている。18歳のMFペドリが負傷中ということもあり、あと1枠は17歳のMFガビ、19歳のMFニコ・ゴンザレスという2人の若手と、シャビ監督就任で復活の期待が高まるブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョが争うと予想されている。
そして“サプライズ起用”が予想されているのが前線だ。10番のFWアンス・ファティやフランス代表FWウスマン・デンベレなど負傷者が多いことから、現状で100%フィットしているレギュラークラスはオランダ代表FWメンフィス・デパイのみのため、カンテラ出身者にチャンスが与えられる可能性があるという。ここ数日トップチームでの練習に参加している19歳のFWアブデ・エザルズリ、22歳のFWフェラン・ユトグラらに声がかかることもあるかもしれない。
カンプ・ノウで行われるダービーマッチが初陣となるシャビ監督はどのような采配を振るのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)