「日本一が珍しい環境ではなかった」 元FC東京U-18高瀬和楠がアメリカへ渡った理由
卒業後の進路は? マイケル・ジョーダンの母校からのオファーも
高瀬は将来的にプロ選手になることを目指しつつ、今後アメリカ留学を志す学生や選手をサポートする仕組みを作りたいと話している。これまでもアメリカでの生活をSNSを通じて発信してきたが、そうしたマルチな活動を今後も続けていきたいという。そのためのベースを作れた大学生活だったとも振り返っている。
そして現時点で進路についてはいくつかの選択肢があり、それぞれをフラットに考えているという。
まずは12月に大学を卒業し、MLSコンバイン(トライアウト)を受けてプロ入りを目指すこと。2つ目は大学でのプレーを続けること。アメリカの大学では高瀬のように怪我で1年間プレーできなかった場合などに、1年間選手資格を延長できるレッドシャツというルールがある。さらに今年はコロナ禍でシーズンが延期されたことに対する特例措置もあるため、合わせて2シーズン分の“アディショナルタイム”がある。
その際には他の大学への移籍も可能となり、高瀬にはすでにいくつかのオファーが届いているという。その中には“バスケットボールの神様”と称されるマイケル・ジョーダンの母校、ノースカロライナ大学チャペルヒル校からのオファーも含まれる。
そして、アメリカ以外の国へ渡ってプレーする3つ目の選択肢も検討中だという。米国で大きな成長を遂げた高瀬のさらなる挑戦に注目だ。