EURO初出場で奇跡の16強決めたアイスランド指揮官 国民の熱狂ぶりに「今日が我らの祝日」

人口の8%がフランスで応援 「観衆の50%は知り合い」

 建国記念日から祝日を変更するという話は、今大会のアイスランド国民の熱狂ぶりからは決して大げさではない。約33万人の全国民のうち8%もの人々が現地フランスへと渡って、スタジアムで母国のチームに声援を送ったとも言われている。この日マンオブザマッチに輝いたDFカリ・アルナソンも「前にも話したけれど、試合に家族が来ているようなもの。観衆の約50%が知人だよ」と冗談めかしつつ、こう喜んだ。

「それくらい僕らにとっては特別に甘美なものなんだ」

 昨シーズンはプレミアリーグで日本代表FW岡崎慎司が所属するレスターが奇跡の初優勝を遂げて話題となったが、今度はアイスランドが世界中に驚きをもたらしている。“ミラクル・アイスランド”の決勝トーナメント1回戦の相手はイングランド。サッカーの母国を打ち破るジャイアントキリングが起きれば、新たな祝日が誕生するかもしれない。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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