“ミラクル・レスター”の再現なるか 古豪ウェストハムがプレミアで“今最も旬”なワケ
過去最高位の5位を塗り替えられるか
ダークホースとしてリーグを盛り上げるウェストハムに、2015-16シーズンにレスター・シティが起こした“ミラクル”の再現を期待する声もある。英紙「デイリー・ミラー」は「ウェストハムはレスターのおとぎ話以来、プレミアリーグ最高のサクセスストーリーの1つになりつつある」と評している。振り返れば、当時のレスターも堅守と快速FWジェイミー・ヴァーディを生かすためのカウンタースタイルを武器にプレミアリーグの頂点に上り詰めた。
マンチェスター・ユナイテッドではサー・アレックス・ファーガソンの後継者という重責を務め上げることができず、その後のサンダーランドやレアル・ソシエダでも思うような結果を残せなかったモイーズ監督が復権を遂げたこともストーリー性を高める要因となっているだろう。
かつてリオ・ファーディナンドやフランク・ランパードなどの国産タレントをアカデミーから多数輩出して育成クラブとして名を上げたウェストハムが、モイーズ監督の下で勝てるチームへと変貌を遂げている。プレミアリーグでは1998-99シーズンの5位が過去最高成績だが、今季これを上回ることができるだろうか。