ミラン本田が狙うぞ中田氏超え セリエA日本人最多ゴール記録、さらにはキャリア最高記録更新も
進化し続けるホンダ
ACミランの日本代表MF本田圭佑が、今季開幕6試合4得点で自己記録ペースでゴールを更新していると、イタリア地元紙「コリエレ・デロ・スポルト」が特集した。
「ケイスケは現在自己記録を出している。彼のキャリアで最高の記録だ」
本田が二桁得点をマークしたのはオランダ2部VVVフェンロ時代の2008-09シーズンの16点のみ。セリエAは今季38試合。来年1月のアジア杯オーストラリア大会で日本代表の一員として参加する予定のため、長期の離脱が濃厚だ。だが、6試合で4ゴールという驚異的な決定力をこのままのペースで維持できれば、自己記録を更新することも可能だろう。さらには、日本人ゴール記録更新も懸かっている。
「中田は、日本人の最優秀選手。セリエAのペルージャで32試合出場10ゴールを決めている」
中田英寿氏は1998-99シーズンに平塚(現J2湘南)からペルージャへと移籍すると、1年目からゴールラッシュで強烈なインパクトを残した。世界最高の名手が集う世界最強リーグと呼ばれた当時と、欧州内での競争力低下が著しい現在のセリエAと比較することは難しい。だが、絶好調の本田は、この数字を超越することも可能かもしれない。
また、記事では、こうも伝えられている。
「本田の代わりを選ぶのはインザーギにとって楽ではない。急成長しているエルシャラウィ、ポジションを多様にこなせるボナべントゥーラ、メネズは右FWとしても評価に値する解決法かもしれない」
開幕前には本田よりも序列の上だったミランの至宝、イタリア代表FWステファン・エルシャラウィですら本田の“代役”として挙げられる辺りも、現在の好調さを如実に表しているのかもしれない。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web