田中は「もっと指示を出していい」　柴崎は「自分の良さを出す姿勢も感じなかった」

＜MF＞
■遠藤　航（シュツットガルト）＝★★★★（4つ星）
　相手がカウンターに転じようとした際、すぐさま潰しにかかるのが遠藤の良さであり、そうした競り合いで持ち味が生きる。その意味で、後半のように三笘らが積極的に仕掛け、ボールを奪われてもすぐさま遠藤が再び奪取を狙うという展開は良かった。

■田中　碧（デュッセルドルフ）＝★★★（3つ星）
　もう少しパスを散らして、前線にも通したいと思っていたはずだ。ただ攻撃の人数が足りない場面や距離感が合わず、ジレンマを感じながらプレーしていた印象。「こうしたい」「こう動いてくれ」と、田中発信で周りにもっと指示を出していい。むしろ、そうなってほしい。

■柴崎　岳（レガネス／→ハーフタイムOUT）＝★★★（3つ星）
　前線に上がる動きは何回か見られたが、コンビネーションで崩すシーンは限られた。伊東がボールを持った際、インサイドから抜ける姿もあったが、それが中途半端な動きになっている。伊東らの良さを引き出す動きという意味では物足りなかった。自分の良さをがむしゃらに出すという姿勢も感じなかった。