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W杯予選で衝撃の一発 好調ウェストハムFW、豪快30mシュート弾に反響「ロケットを飛ばした」
ジャマイカFWアントニオ、W杯予選のアメリカ戦で貴重な同点ゴール
ジャマイカ代表FWマイケル・アントニオが、11月16日のカタール・ワールドカップ(W杯)北中米カリブ海予選のアメリカ戦(1-1)でゴールまで30メートル級のロングシュートを決めた。イングランド1部ウェストハムの快進撃を支える31歳が見せたゴラッソを、海外メディアは「ロケットを飛ばした」「衝撃のゴール」と称賛している。
アントニオは今季プレミアリーグで10試合に出場して6得点をマーク。11節終了時点で3位と躍進しているウェストハムで攻撃を牽引している。これまでにイングランド代表招集歴はあったが、出場機会がなく、W杯出場を目指して両親の母国であるジャマイカでの代表入りを決断。今年9月に代表デビューしたばかりだった。
前節エルサルバドル戦(1-1)で代表初ゴールを決めていたアントニオは、アメリカとのホームゲームで2試合連続得点となるスーパーゴールを決めてみせた。0-1と1点ビハインドで迎えた前半22分、相手陣内でボールを受けてドリブルで運ぶと、ゴールまで約30メートルはあろう距離から右足を思い切りよく振り抜いた。シュートはゴール右上隅に向かって一直線に伸び、飛びついたGKの手が届かない完璧なコースに突き刺さった。
英紙「デイリー・メール」は「マイケル・アントニオが代表戦で衝撃のゴール」と伝えれば、アメリカ放送局「NBCスポーツ」では「マイケル・アントニオがロケットを飛ばして同点ゴール」とその強烈な一撃についてレポート。同メディアは「ウェストハムのスターはクラブでの衝撃的フォームをW杯予選に持ち込んだ」とも伝えている。なお、試合は1-1の引き分けに終わった。
北中米カリブ海予選は8チームによる最終ラウンドがホーム&アウェーでの総当りで行われる。3位までに自動出場権が与えられ、4位が大陸間プレーオフへ回る。ジャマイカは8節を終えて1勝4分3敗の勝ち点7で6位。本大会出場に向けて厳しい立ち位置ではあるが、今予選中に新たに加わったアントニオがチームに希望を与える存在となりそうだ。