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“銀河系軍団”レアルが総額256億円を投じて切望した、ある名黒子役の後継者とは
スペイン紙がレアルの「マケレレ症候群」を特集
世界各国のスーパースターをかき集める補強戦略から「銀河系軍団」と称されるレアル・マドリードだが、長年悩まされているポジションが守備的MFだ。かつてはフランス代表でも活躍したMFクロード・マケレレという名脇役がいたものの、中盤の底を固定できた期間は短い。スペイン紙「AS」は、この10年間で“マケレレの後継者”を求めてレアルが費やした金額は2億1370万ユーロ(約256億4000万円)にも及ぶと伝え、二世候補を紹介している。
同紙に“マケレレ症候群”と称されたレアルは、各国の有望株や将来を嘱望されたスペイン人選手、強豪国のビッグネームと様々なタイプの守備的MFを乱獲してきた。だが、成功例はあまりに少ない。
各国の有望株では2005年に加入したウルグアイ人MFパブロ・ガルシア、07年に加入したアルゼンチン人MFフェルナンド・ガゴが代表格だ。ガゴはかつてレアルに所属し、90年代の黄金期を支えたアルゼンチン代表の名ボランチ、フェルナンド・レドンドを引き合いに出し「僕はレドンドに比べて、よりゴールへと目を向けるタイプだ」とビッグマウスぶりを見せた。しかし、ガルシアは1シーズンのみの在籍。ガゴはジョゼ・モウリーニョ氏の監督就任を受けて出場機会が激減した。