「三笘投入で日本が活性化」 オマーン紙が敗因分析、三笘のアシスト「魅力的」と評価
前半は「崩すのに苦労した」森保ジャパン、三笘投入がターニングポイントに
森保一監督率いる日本代表は、11月16日に敵地で行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6節でオマーンに1-0で勝利し、グループ2位に浮上した。A代表デビューを飾ったMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)の投入が試合のターニングポイントとなり、オマーン紙「マスカット・デイリー」は「柴崎に代えて三笘薫の投入で、日本チームが活性化した」と敗因を分析している。
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前半の日本はチャンスを作り出すも決定打を欠き、0-0のまま後半へ突入。森保監督はMF柴崎岳(レガネス)に代えてA代表初選出の三笘投入を決断すると、これにより日本の攻撃が鋭さを増していく。
三笘が左サイドからドリブルを再三仕掛け、オマーンは守勢に回る形となったなか、後半36分に待望のゴールが生まれる。途中出場のDF中山雄太(ズウォレ)の縦パスに反応した三笘がペナルティーエリア内で倒れ込みながら中央へクロスを送り、FW伊東純也(ヘンク)が押し込んで決勝弾。日本が1-0と勝利し、3連勝でグループ2位に浮上した。
オマーン紙「マスカット・デイリー」は「日本代表、オマーン戦で勝ち点3を獲得」と見出しを立てて報道。「9月に大阪で行われたオマーン戦の雪辱を果たすとともに、伊東のゴールで3連勝を果たした日本代表は、2022年のカタール大会に向けて、ようやく勢いを取り戻した」と伝えている。
試合の展開について、「守田英正が出場停止となり、柴崎岳が中盤に戻った日本代表は、オマーンの規律あるディフェンスを崩すのに苦労した。後半、柴崎に代えて三笘薫の投入で、日本チームは活性化した」と指摘。さらにゴールシーンについても触れ、「三笘が中央の伊藤に魅力的なクロスを送り、ベルギーでプレーする伊東が6ヤードのゴール内に確実に流し込んだ」と記した。
森保ジャパンは2022年に中国戦(1月27日)、サウジアラビア戦(2月1日)、オーストラリア戦(3月24日)、ベトナム戦(3月29日)と残り4試合を戦う。A代表デビュー戦で輝きを放ち、チームを活性化した三笘の連続起用はあるのか。指揮官の決断に注目が集まりそうだ。