ローマで復活した“ミランの至宝” 15億円で買い取りオプションを行使し完全移籍
来季CLで因縁のモナコと対戦する可能性も
しかし、そこからエル・シャラウィは華麗なる復活を遂げた。1月末の加入から16試合に出場すると8ゴール。最終節では、古巣ミランの本拠地サン・シーロでもゴールを決めた。その際には大喜びするチームメートを制して古巣に敬意を表し、そうした姿にミラニスタからも喝采が浴びせられた。その活躍が評価され、欧州選手権(EURO)を戦うイタリア代表にも選出され、現在フランスの地で戦う23人の一員になっている。
昨季リーグ戦を3位で終えたローマは、来季UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の予選プレーオフから出場する。そこでは、3回戦から登場する因縁のモナコと対戦する可能性も残っている。ローマで輝きを取り戻し、将来もハッキリとしたスピードスターは、このEUROや来季CLでどのような活躍を見せてくれるだろうか。
【了】
ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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