日本代表、オマーン戦出場全16選手「パフォーマンス査定」 デビュー三笘が躍動、先発陣の評価は?

日本代表のパフォーマンス分析【写真:Getty Images & ©JFA & AP】
日本代表のパフォーマンス分析【写真:Getty Images & ©JFA & AP】

オマーンに1-0勝利 出場メンバー16選手を5段階査定

 日本代表は11月16日、敵地でのカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選第6節オマーン戦に臨み、1-0で勝利した。

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 ホームでの第1節で0-1の敗戦を喫した相手に、日本は3戦連続となる4-3-3システムでスタート。11日の第5節オマーン戦(1-0)から累積警告による出場停止のMF守田英正(サンタ・クララ)に代わり、MF柴崎岳(レガネス)が先発に入った。

 前半は攻撃が機能せず、シュートも少なかった日本だが、後半から入ったMF三笘薫(ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ)が日本に流れを呼び込む。後半36分にはその三笘のパスを受け、MF伊東純也(ヘンク)が決勝ゴール。日本は1-0で逃げ切り、Bグループの2位に浮上した。

 自力でW杯出場を決定できる2位に順位を上げた森保ジャパン。難しいアウェーでの一戦で、各選手はどのようなパフォーマンスを見せたのか。出場16選手を5段階評価(最高が五つ星=★★★★★)で査定した。

<GK>
■権田修一(清水エスパルス)=★★★☆☆
 シュートを打たれる場面はほとんどなかったが、後半の立ち上がりにクロスが続いた場面でしっかり対応。相手のCKとなりそうなボールを回収するなど、少ないプレー機会で可能な限り、失点する可能性を下げた。

(出場なし)
川島永嗣(ストラスブール)
谷 晃生(湘南ベルマーレ)

<DF>
■山根視来(川崎フロンターレ)=★★☆☆☆
 プレーできる状態に戻ったDF酒井宏樹を差し置いて、2試合連続で先発の座を掴む。オマーンが日本の右サイドに蓋をしてきたことで、思うような攻撃参加はできず。伊東との連携も良くなく、後半には相手に突破を許す場面もあった。

■吉田麻也(サンプドリア)=★★★☆☆
 自身が意識していたと話すように「焦れずに」90分間、最終ラインを統率した。高い位置を取ろうとする山根の背後をカバー。ボールを飛ばしきれないこともあったが、リーダーシップを見せ、2試合連続の完封勝利に貢献した。

■冨安健洋(アーセナル)=★★★☆☆
 ホームで敗れていた第1節で不在だったなか、改めて自身の価値を示す。対人の強さを発揮して相手FWに攻撃の起点を作らせず。プレッシングを受けた時も、落ち着いたボールさばきを見せて前線に鋭いボールを入れた。

■長友佑都(FC東京)=★★★☆☆(→後半17分OUT)
 カウンターを狙ってくる相手に対して、スピードを生かしてカバーリングを見せる。序盤には権田との意思疎通が合わない場面もあったが、安全第一のプレーを心掛けた。前半23分には左サイドで仕掛けて、伊東にクロスを合わせて、前半最大のチャンスを作る。

■中山雄太(ズウォレ)=★★★☆☆(←後半17分IN)
 森保監督に左足でのチャンスメークを期待されるレフティーは、堅実な守備を見せつつ、精度の高いパスやミドルシュートで存在感を示す。決勝ゴールの際には、三笘へパスをつけて得点に絡み、起用に応えた。

(出場なし)
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
酒井宏樹(浦和レッズ)

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