「長友を先発で使う意味が分からない」 元日本代表DFが中山雄太への世代交代を推奨
大迫を代えないなかでは、両サイドで“変化”をつけるべきだと見解
森保監督は11月シリーズ2試合で、大迫、伊東、南野の3人を連続してスタメン起用した。伊東が君臨した右サイドは、今回出番がなかったMF堂安律(PSV)、膝の負傷からの復帰が近づきつつあるMF久保建英(マジョルカ)がおり、左サイドで輝きを放った三笘を含めて、対戦相手に合わせたタレントの使い分けを推奨する。
「大迫基準の布陣ならほかを変えるしかない。新戦力の三笘が結果を出して代えやすくなったし、堂安、久保とタレントがいていくらでも工夫のしようがあります。伊東はオマーン戦、後半に入ってミスが多くなっていた。そういう時は細かい動きができる久保、堂安を使ってもいい。タレント豊富なのに、使い切れていないのが現状です。対戦が残っているなかでは、サウジアラビアがほかのチームとは1つ、2つレベルが違って、各ポジションとも質が高い。そこに負けるようだと話にならないですけど、勝てるようなら勢いに乗って行けると思います」
森保監督は22年のW杯アジア最終予選の残り試合で、どのような采配を振るうのか、興味深いところだ。
[プロフィール]
栗原勇蔵(くりはら・ゆうぞう)/1983年9月18日生まれ、神奈川県出身。横浜F・マリノスの下部組織で育ち、2002年にトップ昇格。元日本代表DF松田直樹、同DF中澤佑二の下でセンターバックとしての能力を磨くと、プロ5年目の06年から出場機会を増やし最終ラインに欠かせない選手へと成長した。日本代表としても活躍し、20試合3得点を記録。横浜FM一筋で18シーズンを過ごし、19年限りで現役を引退した。現在は横浜FMの「クラブシップ・キャプテン」として活動している。